福島市の飲食店「時短要請、従うしかない」 金銭補償、対応迷う

 
飲食店などが並ぶ「パセオ通り」。例年に比べて人通りは少なかった=24日午後、福島市

 例年の年末とは違い、人通りが少ない福島市の中心部。酒を提供する飲食店の店主らには無力感が漂っている。木幡市長が県に対し時短営業を要請するよう求めた現在の感染状況を受け、居酒屋の男性店主(38)は「要請が出れば従うしかない」と肩を落とした。昨年の年末と比べて、売り上げは5分の1近くに減少した。経営への打撃は大きいが、感染拡大が続く状況では「仕方がない」と諦める。

 一方で、時短営業の要請が出た場合の対応を迷う人もいる。福島市のダイニングバーオーナーシェフの鈴木卓さん(43)は「金銭の補償が出るなら応じられるけど、出ないなら応じられないような状況だ」と話す。既に今月だけで約40人がキャンセル。4月からは毎月赤字が続いており、「協力金などの支援が必要だ」と窮状を訴えた。

 福島社交飲食業組合の高橋光子組合長は「補償金が出る休業要請や時短要請をしてほしい」と望んだ。