福島市病床使用「56.6%」...ステージ4上回る 新型コロナ拡大

 

 内堀雅雄知事は25日の記者会見で、福島市の新型コロナウイルス感染状況について「ステージ3(感染者の急増)から4(爆発的な感染拡大)に差し掛かっており、ほかの地域まで医療負担が増している」と警鐘を鳴らした。

 同市では確保病床に対する使用率が56.6%、1週間の報告数(人口10万人当たり)が40.34人で、いずれもステージ4の指標を上回る。ステージ3の指標も多く、内堀知事は「県全体ではステージ2(感染者の漸増)に踏みとどまっているが、さらにクラスター(感染者集団)の発生や拡大が続けば、当然ステージ3になることもあり得る」と危機感を強めた。

 また24日午前9時現在で入院している142人を病院所在地別でみると、福島市民は県北地域に48人、県中地域に12人、県南地域に4人、会津地域に11人、相双地域に5人、いわき市に4人と分散。内堀知事は「県全体の病床の逼迫(ひっぱく)度合いが高まる状況を変えるには、急増している福島市を抑えない限りない」と福島市に特化した対策を講じた理由を説明した。その上で県民全体に向け「福島市が非常に厳しい状況にあることを分かっていただきたい」と強調。新しい生活様式を徹底し「静かな年末年始を過ごし、本当の意味で笑顔を共有できるように取り組んでほしい」と訴えた。