福島大生新たに10人感染 新型コロナ、福島西部病院は計50人に

県は26日、県内で新たに21人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。いずれも25日に陽性と分かった。このうち10人は福島大生で、これまでに学生13人の感染が確認された同大のクラスター(感染者集団)関連とみられる。
21人の内訳は、福島市に住む10~80代の男女19人と、相馬市の20代会社員男性2人。福島市の70代男性はクラスター化した同市の福島西部病院の入院患者、同市の60代女性は出入り業者で、病院のクラスターは計50人に拡大した。
福島市の19人には、同市の済生会福島総合病院が25日に感染を発表した病院職員1人も含まれる。病院では職員と入院患者各1人の感染が確認されており、院内調査と消毒作業のため新規の入院と外来診療を休止している。
一方、東京電力は26日、東電福島第1原発に勤務する県内在住の40代作業員男性の感染を確認したと発表した。男性は24日に陽性が判明した第1原発で勤務する40代作業員男性の接触者で、第1原発での感染確認は2人目。男性は構内に出入りする車両の汚染検査業務を担っているという。東電は「廃炉作業に影響はない」としている。
県内の感染確認は計866人となった。
12人退院、3人退所
県は、25日までに12人が退院し、3人が宿泊療養施設を退所したと発表した。入院者(予定含む)は206人で、うち5人が重症となっている。19人が宿泊療養中。
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