福島県内...静かな「帰省」 新幹線ホームまばら、交通混雑なし

 

 年末年始を古里で過ごす人たちの帰省シーズンが26日、始まった。新型コロナウイルス感染症の拡大と、政府の休暇分散による混雑回避の呼び掛けもあって、県内の交通機関に混雑はなかった。

 今年最後の週末を迎えた福島市のJR福島駅新幹線ホームも人はまばら。東京都に住む看護師の女性(37)は1年ぶりの帰省。同市の実家に住む両親に小学1年の長女(7)を会わせたいとの思いで、感染症対策を取った上で帰省を決めた。「都内は感染者が増え続け、この1年は帰省を自粛した。医療従事者のため私だけ日帰りで滞在時間を短くするが、せめて娘だけでも福島で楽しい思い出をつくってほしい」と話した。

 南相馬市に帰省する東京都の会社員男性(60)は「新幹線の車内は半分以上空席。帰省するか迷ったが、混雑を回避して移動したい」と話した。

 JR東日本によると、同日午前7時~午後3時の東京駅発の東北・山形新幹線の自由席乗車率は10~30%だった。昨年の最後の週末(12月28、29日)は乗車率100%の便もあったという。JR福島支店は、感染症の影響で移動を控える人が増え、新幹線の利用が落ち込んでいるとみている。混雑のピークは下りが30日で、上りは1月3日となる見通し。

 日本道路交通情報センターによると、26日午後5時時点で、県内の高速道路で目立った渋滞はなかった。