「客用マスク」全タクシーに備え!昭和タクシーが運送約款導入

 
マスク着用を求めるステッカーが貼られた車内で、マスクを勧める乗務員

 昭和タクシー(二本松市)は25日、東北運輸局から24日に認可された、マスクを着けない客の乗車を断ることができると定めた運送約款の運用を始めた。マスクのない客用に個別包装のマスクを29台全てのタクシーに備え、運転手と乗客を新型コロナウイルス感染症から守る取り組みをスタートさせた。

 約款の認可により、同社の運転手は、客が乗車の際、マスクを着けない理由を聞き取り、病気などのやむを得ない事情がないかどうかを確認。正当な理由がなくマスクの着用を拒む場合、乗車を断れるようになる。25日には、勤務に入る運転手にマスク着用をお願いする手順などの周知を図った。

 新型コロナの感染が拡大する中、首都圏から訪れる客を乗せる機会もあることから、感染への不安を持つ運転手が増えた。運転手の不安解消や、乗客の安全を確保するため、マスク未着用の乗車を拒否できる約款導入を決めた。

 約款について、安斎文彦社長は「お客さまにマスクの着用をお願いしたときに、トラブルにならないようにするための守り袋のようなもの」とし「丁寧な対応を心掛け、安全・安心な運行に取り組みたい」と話した。

 併せて、二本松商工会議所青年部が提唱する「誹謗(ひぼう)中傷ゼロ宣言」に賛同し、タクシー全車にステッカーを貼って、感染者ら新型コロナに絡む誹謗中傷の根絶にも力を入れる。