小木さんら3人表彰 須賀川消防本部、人命救助や初期消火

 
表彰状を受けた小木さん(中央)、阿久津さん(右から2人目)、関根さん(左から2人目)

 須賀川地方消防本部は23日、浅川町で11月に発生した民家火災で人命救助や初期消火を行ったとして、現場近くに住む小木輝明さん(71)、阿久津勝広さん(58)、関根彰宏さん(46)に表彰状を贈った。

 火災は11月14日午後5時30分ごろ発生した。出火に気付いた小木さんは周囲の家に火災の発生を伝え、119番通報。同じく火災に気付いた阿久津さんと一緒に消火栓からホースを延ばした。

 間もなく消防団員が到着。阿久津さんは団員と放水した。小木さんは住民の安否を確認しようと出火した民家に入り、暗く煙が充満する中でうずくまっていた住民の男性(70)を発見。駆け付けた関根さんと一緒に男性を抱えて外に運び出した。阿久津さんと関根さんはその後も消火活動の補助を続けた。

 同本部によると、男性は全身にやけどを負って入院しているが、快方に向かっている。現場周辺にはほかにも民家があり、消火が遅れれば延焼する可能性もあったという。

 表彰式は石川消防署で行われ、水野弘美消防長が3人に表彰状を手渡した。小木さんは「とにかく無我夢中だった。助けられて良かった」と振り返った。阿久津さんは「延焼しないようにと自分にできることをやった」、関根さんは「今回のことが知られ、防災意識が上がれば」と話した。