「古関裕而記念館」前倒し閉館 福島市のコロナ拡大防止に対応

 
急きょ今年最後の開館日となった古関裕而記念館。閉館後、氏家学芸員が感謝を込めて古関の胸像を掃除していた

 福島市の古関裕而記念館は27日、今年最後の開館日となった。本来は28日までの開館予定だったが、市が新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため公共施設の休止を決めたことに対応した。同館は来年1月12日から展示の全面刷新で臨時休館に入る予定だったため、次の開館日は再オープンを迎える3月となる。

 作曲家古関裕而がモデルの朝ドラ「エール」を機に、同館には多くの来館者が訪れた。11月の1カ月の来館者数だけでも、平年の年間来館者を超える勢いだった。同館の氏家浩子学芸員は「全国に古関を知ってもらえたことが一番うれしい」と達成感を口にし、古関さんの胸像を丁寧に清掃した。

 全面刷新では、映像・音響設備を更新し、包み込まれるような音響で古関メロディーを体感できる展示などを設置する予定。氏家さんは「ブームを一過性で終わらせないように、館内の全面刷新に注力したい」と意気込みを語った。