福島赤十字病院、1月4日から外来再開 1日から救急受け入れ

 

 新型コロナウイルスの院内感染でクラスター(感染者集団)が発生した福島市の福島赤十字病院は28日、来年1月1日から救急患者の受け入れを再開し、同4日から外来診療と新規入院患者の受け入れを再開すると発表した。

 入院患者や職員に対する検査結果から、これ以上の感染拡大はないと判断した。

 県庁で記者会見した渡部洋一院長は「多くの患者に心配を掛け、(救急を受け入れている)市内の医療機関に過剰な負担を掛けたことをおわびする」と語った。

 病院では、入院患者3人と職員5人の感染が確認されている。病院によると、これまでに全ての入院患者と職員にPCR検査を行い、感染者と接触があった医師6人と看護師68人は14日間自宅待機とした。結果、これまでに確認されている8人のほかに感染はなく、最近になって感染が分かった職員も自宅待機中の判明だったことから、今後感染拡大はないと判断した。

 感染した入院患者の1人は、別の病気で救急搬送され、発熱もなかったことから入院時はPCR検査の対象にならず、入院後しばらくして感染が分かった。病院は今後、新たに入院する全ての患者に対してPCR検査を行う。渡部院長は「全ての患者は感染している可能性があるという心構えで対応していくことが大事だ」と語った。

 渡部院長は、自宅待機を終えて病院に復帰する看護師の心のケアを行うことも明らかにした。「感染リスクが全くない職員であっても、偏見や差別的な対応を受けたというケースが10例ほど報告されている。市民には、偏見や差別的対応をしないようお願いしたい」と訴えた。