福島県内の交通網、Uターン混雑なく 新型コロナ拡大受け帰省自粛

 
例年に比べ、利用者の姿がまばらだった新幹線ホーム=3日午後、JR福島駅

 新型コロナウイルスの猛威に見舞われ、異例の年末年始を古里で過ごした人たちのUターンが3日、ピークを迎えた。県内の主要駅にも大きな荷物を手にした家族連れの姿があったが、帰省自粛の影響から大きな混雑は見られなかった。

 福島市のJR福島駅では、新幹線ホームで到着を待つ家族連れの数も例年に比べると少なめ。東京都から市内の実家に子ども2人と帰省した女性(33)は「母の退職祝いを兼ねて計画していた昨夏の帰省を延期し、1年ぶりに帰ってきたが、他の親戚や友人には一切会わなかった」という。それでも小学5年生の長女と小学2年生の長男は「どこにも行けなかったけれど、雪で遊べてよかった」と笑顔だった。

 新幹線上り乗車率は5~65%にとどまる

 JR東日本によると、3日午前7時~午後3時の東北・山形新幹線上り自由席の乗車率は5~65%にとどまった。同社は、感染症の影響で帰省をする人が減り、新幹線の利用が落ち込んだとみている。また、日本道路交通情報センターによると、3日午後5時時点で、県内の高速道路にも目立った渋滞はなかった。