川内に新種ゲンゴロウ 猪苗代・カワセミ水族館が発見

 
「ヒラサワツブゲンゴロウ」と名付けられた新種のゲンゴロウ(写真提供・アクアマリンいなわしろカワセミ水族館)

 福島県猪苗代町のアクアマリンいなわしろカワセミ水族館は4日、同館チームリーダー平沢桂さん(44)が川内村の平伏(へぶす)沼で採取したゲンゴロウが、新種であることが分かったと発表した。新種は和名「ヒラサワツブゲンゴロウ」、学名は「ラコフィルス・ヘブスエンシス」と命名された。

 同館によると、新種は体長約3.5ミリで背中の羽の開合部の黒い模様が上から下までつながっていることなどが特徴。採取したゲンゴロウが本県に生息するとされる「コウベツブゲンゴロウ」などと違ったため、平沢さんが石川県ふれあい昆虫館の渡部晃平学芸員らに生体を送り、その後の研究で新種と判明した。日本昆虫分類学会の学会誌に記載・発表された。双葉町で採取された標本も同じ新種であることが確認された。

 平沢さんは「草野心平が愛した沼に新種のゲンゴロウがいて、地名が名前に付いたことをうれしく思う」とした。

 同水族館は6日から新種の生体を展示する。