県内の交通事故死者、最少57人 2020年・福島県警まとめ

昨年1年間の県内の交通事故死者数は前年より4人少ない57人だったことが4日、県警のまとめで分かった。現行の統計が始まった1953(昭和28)年以降最少で、60人を下回ったのは初めて。県警は取り締まりの強化や運転手の安全運転に対する意識の向上などが影響したとみている。
県警交通企画課によると、57人のうち、歩行者が20人で、車の運転中が20人。65歳以上の高齢者は32人で、約56%を占めた。
事故件数は3266件で、負傷者は3857人。いずれも前年より15%以上減少した。月別の事故件数では、4月と5月がいずれも100件前後の減少。新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が続き、交通量が減少したことが影響したとみられている。
昨年はあおり運転が厳罰化されたこともあり、県警は交通取り締まりを強化。同課は「運転手の安全意識が高まったのではないか」とみる。
県内の交通事故死者数は69年の398人がピークで、以降は徐々に減少。2011年に100人を下回り、10年連続で2桁台が続いている。一方で、高齢者が関わる死亡事故が後を絶たないことから、同課は注意を呼び掛けるほか「道路の横断時や夜間の事故も多く、反射材を着用するなどの対策をしてほしい」としている。
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