移住や産業集積全力、コロナ収束へ決意 内堀知事年頭会見

 
年頭記者会見で「赤べこには疫病よけの願いが込められている」と語り、新型コロナの収束に向けた決意を示す内堀知事

 内堀雅雄知事は4日の年頭記者会見で、4月から始まる第2期復興・創生期間に向け「体制、制度、財源を基に具体的な取り組みを着実に進める。全力で挑戦を続ける」と述べ、新たな住民の移住促進や浜通りへの産業集積などに力を入れる考えを示した。

 内堀知事は、新型コロナウイルス感染症対応や避難地域の復興、環境回復など県政の重要課題に対する施策の考え方を示した。避難地域については、帰還困難区域全体の避難指示解除の具体的方針を早急に示すよう国に求めると説明。産業復興の柱となる福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想の推進では、司令塔となる国際教育研究拠点の新設に向け、国の検討と歩調を合わせながら取り組むとした。

 一方、東京電力福島第1原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含む処理水の取り扱いについては「国の責任で慎重に対応方針を検討するよう求める」と従来の見解を繰り返した。

 また内堀知事は丑(うし)年にちなみ、会津の民芸品「赤べこ」を手に「赤べこには疫病よけの願いが込められている。新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束に向け、一層の危機感とスピード感を持って取り組む」と述べた。