男子・福島商、近大付2-1撃破! 春高バレー、逆転で初勝利

 
【近大付―福島商】スパイクを放つ福島商の菱沼〈7〉=東京体育館

 第73回全日本バレーボール高校選手権大会(春高バレー)は5日、東京都の東京体育館で開幕し、男女の1回戦が行われた。本県男子代表の福島商は初出場の近大付(大阪)に2―1で勝利した。福島商は2年ぶり2度目の出場で初勝利を飾った。福島商は6日の2回戦で鹿児島商(鹿児島)と対戦する。午後3時開始予定。

 『控えの闘志』チーム奮起

 福島商が逆転勝利で「春高」初勝利をつかんだ。第1セットを落とす劣勢の中、持ち味のコンビバレーが息を吹き返した。要であるダブルエースの一人、菱沼夏輝(3年)が第2セット以降、力強いスパイクやサーブで連続得点し、勝利をたぐり寄せた。

 「初勝利できてうれしい。初戦で負けるわけにはいかなかった」と喜びをかみしめた菱沼。第2セット以降は、191センチの身長から繰り出す最高速度106キロを超えるジャンプサーブやスパイクが次々と決まった。

 第1セットは近大付の速攻やブロックに対応できない場面が目立ったが、第2セット以降は菱沼の活躍に加え、控え選手も力を発揮した。セッター対角のオポジットの高橋輝(3年)が試合中に左足首をねんざして、代わりに入った控えの木村優雅(3年)が闘志みなぎるブロックで勢いをもたらした。

 その姿に菱沼はさらに燃えた。「サーブで盛り上げないとコートにいる意味がない」。第2セットは菱沼のジャンプサーブをきっかけに6連続ポイントを奪取。福島商ペースとなった。

 新型コロナウイルス感染拡大により、練習試合が中止になる影響もあったが、少ない練習時間の中でサーブレシーブの確実性を上げてきた成果が得点につながった。次戦に向け、主将の丹治嵩(3年)は「相手に離されないよう戦いたい」と気を引き締めた。