福島商「16強」進出!春高バレー 『最強世代』止まらぬ快進撃

 

 バレーボールの第73回全日本高校選手権大会(春高バレー)第2日は6日、東京都の東京体育館で男女の2回戦が行われ、男子の福島商が鹿児島商に2―1で勝利し、16強入りを果たした。県勢のベスト16進出は2013(平成25)年の男子・相馬以来8年ぶり。

 福島商は第1セットを25―20で先取したが、第2セットを15―25で落とした。最終第3セットは終盤まで点の取り合いが続き、粘り強くつないだ福島商がリードを奪うと、最後は羽田汐音(3年)の連続得点で25―23の接戦を制した。

 福島商は7日の3回戦で前回大会準優勝の駿台学園(東京)と対戦する。2回戦から登場した女子の郡山女子大付は東京都市大塩尻(長野)に0―2で敗れた。

 強豪と接戦!3年生絆の総力戦

 東京で6日に行われた春高バレーの2回戦。本県男子代表の福島商はフルセットの激闘を制し、16強に駒を進めた。1937(昭和12)年創部の伝統校でありながら春高出場は2年ぶり2度目。「最強世代」の快進撃は止まらない。

 2014年に春高で準優勝している強豪鹿児島商との対戦は、1回戦に続き、最終セットに突入する大接戦。

 福島商は1回戦で左足首をひねり負傷した高橋輝(3年)を途中投入。ピンチサーバーには公式戦初出場の佐藤海月(かつき)(同)を送り出し、選手登録の3年生9人全員を起用した。総力戦で強敵に立ち向かい、最終セット終盤で逆転した。高橋は「けがで跳べない分、守備で貢献しようと思った。3年間やってきた仲間と同じコートに立ててうれしい」とチーム一丸でつかんだ春高2勝目に胸を張った。

 現3年生の多くは1年生で主力として2年前の春高に出場した。しかし、昨年は県大会決勝で敗れ、春高出場がかなわなかった。雪辱を誓った最終学年の今季は、新型コロナウイルスの感染拡大による部活動の制限や全国高校総体の中止など逆境の中、2年ぶりに春高の切符をつかみ取り、全国の大舞台でも躍動する。

 「何とか春高で勝利をもぎ取りたいと思っていた」と主将の丹治嵩(同)。鈴木雅広監督は「春高を目指す段階、そしてここに来なければ分からない成長がある」と、試合を重ねるごとに輝きを増す選手たちに目を細める。

 3回戦は優勝候補に名前が挙がる前回大会準優勝校の駿台学園(東京)が相手だ。「県勢初めてのベスト8を目指す」と言い切る高橋。伝統校の歴史に新たな一ページを刻み続ける。