小学生から全員顔なじみ...主将の熱意で福商に 春高バレーで16強

 
チームをけん引した福島商の主将丹治(手前〈1〉)。優勝候補を相手にチームは健闘した=東京体育館

 東京で7日に行われた春高バレーの3回戦。本県代表の福島商は前回大会準優勝校の駿台学園(東京)に敗れ、ベスト8には届かなかった。それでも、地元の伝統校に集まった3年生9人は2度目の春高で2勝を挙げ、確かな足跡を残した。

 主将の丹治嵩(しゅう)ら3年生9人は県北の中学校の出身。小学校時代に同じスポーツ少年団でバレーボールを始めるなど、全員が顔なじみだった。

 中学は別々の学校だったが、丹治ら現チームの主力メンバーは県選抜に選ばれ、全国大会に出場した。小学2年からセッター一筋の丹治は練習会で集まった仲間に「(高校でも)みんなで集まりたい」と、福島商への進学を呼び掛けた。県外の高校から勧誘を受けていた羽田汐音(しおん)も「地元でみんなと全国に行きたい」と決意。呼び掛けに応じるように選手らが福島商に集まり、本県の"世代最強"メンバーがそろった。

 1年生だった2年前の春高は初戦で敗退した。今回、最上級生として雪辱を期して臨んだ2度目の春高は、2勝を挙げ県勢男子では8年ぶりとなるベスト16に進む快進撃を見せた。

 3回戦が行われた7日は、丹治の18歳の誕生日。「この日に試合ができたことがプレゼント。今までで一番いい思いをさせてもらった」。ベスト8は阻まれたが、世代最強メンバーをまとめ全力を出し切った丹治は充実した表情で語った。