内堀知事「感染防止へ行動変えて」 1月最多ペース、協力求める

 

 内堀雅雄知事は8日、県内の新型コロナウイルス感染が危機的状況にあるとして、マスクなしでの会話をやめるなど感染を防ぐ三つの行動を県民に求めた。県内では同日、新たに38人の感染が発表され、1月の感染者数が184人と、月別で最多だった昨年12月の455人を上回るペースで推移している。医療崩壊を防ぐため、感染防止対策をより強く意識する対応に踏み切った。

 県感染症対策本部員会議で要請した。3点はこのほか、外出の際は必要性を考え慎重に行動すること、普段一緒にいない人との飲食などを避けること―で、期間は2月7日まで。

 内堀知事は「ステージ3(感染者の急増)は目の前で、今が瀬戸際。ステージ3になれば、今まで以上に制約や制限をお願いせざるを得なくなる」と感染防止に向けて行動を変えることの重要性を強調した。

 県は昨年12月から相次ぐクラスター(感染者集団)発生を受け、会食や帰省など感染拡大の要因を踏まえて要請する3点を決めた。

 県内の感染状況について内堀知事は「ステージ2」(感染者の漸増)との認識を維持した。ただ、7日現在の病床使用率は58.6%と「ステージ4」(爆発的な感染拡大)の指標50%を3日連続で超え、人口10万人当たりの療養者数は16.36人と「ステージ3」の15人を2日連続で上回るなど、感染拡大に歯止めがかかっていない。県アドバイザーの金光敬二福島医大教授は「地域によっては空床ゼロというところがあると聞いている。入院できる病床が限られ、入院が必要でも入院できない状況」と危機感を示した。