福島県『なりすまし詐欺』被害3年ぶり2億円超 「深刻な状況」

 

 県内で昨年1年間に発生した「なりすまし詐欺」の被害額が2億2795万円(前年比5299万円増)に上ったことが8日、県警のまとめで分かった。被害額が3年ぶりに2億円を超え、被害件数は過去10年間で2番目に多い135件(同31件増)だった。

 過去10年の年間被害額は2014(平成26)年の4億7079万円をピークに減少し、19年は1億7496万円となっていた。県警は「深刻な状況にある」との認識を示し、注意を呼び掛けている。

 県警生活安全企画課によると、警察官などを名乗って被害者宅を訪れ、キャッシュカードをだまし取る「キャッシュカード詐欺盗」が61件。前年より37件増えて被害の半数近くを占め、件数増加の要因となった。

 地域別の被害件数をみると、福島市が48件で最多で、郡山市が34件、いわき市が12件で続いた。

 なりすまし詐欺関連の摘発件数は79件(前年比12件増)、12人(同1人減)。被害を未然に防いだ件数は86件(同45件増)、3065万円(同725万円増)だった。

 同課は「犯人からの電話に一度でも出てしまうと、だまされてしまう危険性が高い」とし、自動録音機能付きの電話の利用などを周知している。