中止、延期相次ぐ成人式...動画配信や検査費負担など自治体工夫

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、県内で成人式を中止、または延期する自治体が相次いでいる。代わりに動画配信を行うなど、新成人の記念の日に向けて工夫をこらす。
昨年12月中旬ごろは、今月10日を中心に成人式実施を予定していた自治体が多かった。ただ、新型コロナの感染状況から方針を変更する自治体が増え、7市町村が中止、25市町村が延期を決定。予定通り実施するのは17市町村で、4市町はオンライン開催とする。昨年8月などに、すでに実施したのは6村。
実施を予定している自治体は、県外から訪れる新成人を対象にしたPCR検査費用の全額負担や、検温、式典時間短縮、座席間の距離確保、動線の分散などの感染防止策を講じている。
動画を活用した対応を用意する自治体も。福島市は代表者による式典を行い、その様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信する。延期を決めた会津若松市は新成人への市長、教育長メッセージを動画配信する予定だ。
中止とした喜多方市は実行委員会が制作したスライド動画を配信する。予定通り実施する中には、動画のライブ配信も同時に行う自治体もある。
オンライン開催の郡山市は、成人証書と記念品をドライブスルー方式で市役所本庁舎などで配布。飯舘村は新成人全員に、村特産の花を使った花束を贈り、祝意を示す。
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