感染症早期収束願い「大俵巡行」 高田大俵引き・代替行事実施

 
高田大俵引きの会場周辺を巡行する、車に載った大俵

 会津美里町観光協会は9日、新型コロナウイルス感染予防のため中止になった「高田大俵引き」の代替行事として、会場周辺の同町高田地域で大俵巡行を実施した。1年の商売繁盛や五穀豊穣(ほうじょう)と、感染症の早期収束を願い、大俵を車に載せて巡行した。

 大俵は直径3メートル、長さ5メートル、重さ3トン。先月、町内でつくられた。大俵引きは約400年の伝統を誇る奇祭。下帯姿の引き子らが紅白の二手に分かれて威勢よく大俵を引き合い、商売繁盛か豊作かを占う。

 同日に開催予定だったが、密集が避けられないことなどから中止となった。同日は、車に載せた大俵を同町の伊佐須美神社に運んでおはらいした後、俵神輿(みこし)とともに巡行した。沿道には巡行を待ち受ける町民の姿もあった。巡行後は大俵を同町の高田工業団地内に設置した。

 新成人へ「福小俵」

 例年は大俵引き終了後に縁起物の「福小俵」をまいているが、今年は同町の成人式が中止になったことから、新成人への記念品として福小俵を贈る。