『懐かしい顔』...やっと会えた! 浪江・密避け54人「成人式」

 
誓いの言葉を述べる新成人代表=浪江町

 浪江町は9日、町地域スポーツセンターで成人式を行った。出席した新成人は東日本大震災、東京電力福島第1原発事故による避難で離れ離れとなった友人らと約10年ぶりに再会し、マスク裏の懐かしい顔触れに喜び合った。

 晴れの日を迎えたのは震災当時に小学4年生だった190人。町内での式の実施は震災後4度目で、県内外から54人が出席した。新型コロナウイルス感染防止対策のため町教委が事前に出欠を確認し「十分な対策が取れる」と判断。出席者の座席間隔を空け、規模を縮小して行った。

 新成人を代表して仙台高専5年の女性(20)=宮城県名取市=が誓いの言葉を述べた。「震災からあっという間に9年。私たちがあらゆる形で過去にあったことを啓蒙(けいもう)し、故郷が抱える問題を解決する責務がある」とした上で「一人一人が自分の行動に責任を持ち、社会の一員として常に向上心を持って前進したい」と決意を語った。