福島工高・半沢さん電験3種「合格」 県内30人、唯一の高校生

 
「ぎりぎりだったが合格して良かった」と笑顔を見せる福島工高の半沢さん

 福島市の福島工高電気科2年生の半沢瑠偉さん(17)は10月、第3種電気主任技術者試験に合格した。県内の合格者数は30人で、このうち高校生は半沢さんだけだった。難関試験を1回で突破した半沢さんは「ぎりぎりだったが、合格して良かった」と笑みをこぼした。

 電気主任技術者は発電所や変電所、工場などの電気設備の保守・監督を行うことができる国家資格。試験は4科目の筆記テストからなり、3年間のうちに全ての科目で60点以上を取らなければならない。9月に行われた試験の合格率は9.8%だった。

 半沢さんは各教科の参考書を徹底的に解いた。試験には3年生で習う内容も含まれていたが、毎日2、3時間の自習で補った。

 電気科の平栗良勝先生によると、どの教科も覚えきれないほど範囲は広いという。「運良く参考書と似た問題が出た」と語る半沢さんの言葉からは日々の努力がうかがえる。

 半沢さんは小学生の時、家族で摺上川ダム(福島市)を見に行き、その大きさに魅せられた。それ以来大きな建物などに関わる仕事を目指すようになったという。

 来年は第2種の資格へ臨む半沢さん。「今回、習っていない内容も乗り越えることができた。次もきっとうまくいくはず」と自信をのぞかせた。