体力維持・向上は「正しい姿勢」 細貝さん、いわきにジム開設

 
プライベートジムをオープンさせた細貝さん

 体操団体で大学日本一となり、「マッスルミュージカル」にも出演したいわき市の細貝誠治さん(45)が同市泉町に、プライベートジム「ニュートラル」をオープンした。

 選手として肉体の極限に挑み、ボクシングのセコンドとして世界戦に臨むなどトレーナーとしても活躍した。一度はトレーナーの道を退いたが、いわき市で再びその道を模索し始め、たどり着いた境地は意外にも「正しい姿勢の大切さ」だった。

 出身地の東京都といわき市で育った。6歳で体操を始め、順天堂大では世界レベルの選手と競った。渡嘉敷ボクシングジムの選手や日本中央競馬会(JRA)所属ジョッキーのトレーナーを務めた後、東京から同市に移住し、サービス業をしていた。

 トレーナー経験生かす

 再びトレーナーとなるきっかけは、意外なことから訪れた。4年ほど前、依頼を受けて地域の集会所で「一生、自分の足で歩く」をテーマに講演した。すると異色の経歴に着目した老人福祉施設の関係者が「トレーナーとしての経験を生かすべきだ」と背中を押してくれた。

 かつて挑んだ肉体の極限。「その真逆ならどうなるのか」。自問自答しながらトレーニングや運動生理学などを学び直し、体力の維持、向上に欠かせないのが正しい姿勢だと気付いた。「どんなに筋肉を鍛えても、土台となる姿勢が悪ければパフォーマンスは上がらない」

 昨年12月4日、プライベートジムを開いた。「疲れている時こそ行きたくなる場所を目指す」というジムでは、体のゆがみとその原因を分析した後、ハンモックで筋肉の緊張をほぐして姿勢を整え、必要な筋肉トレーニングやダイエットをサポートしている。

 米最高位のパーソナルトレーナーの資格「NSCA―CPT」を取得し、ジムで年齢も体力もさまざまな人たちと向き合う充実した日々だ。「皆さんの話を聞くと、体が良くなったら挑戦したい夢やなりたい自分のイメージを持っている。一歩先を目指す手伝いをするのは、アスリートも一般の人も変わらずに楽しい」と伴走する。