水掛け練り歩き、無火災願う 鹿島御子神社「火伏せ祭り」

地域の無火災を願った「火伏せ祭り」
南相馬市鹿島区の鹿島御子神社に「天下の奇祭」として伝わる「火伏せ祭り」が10日、同区の中心市街地で行われた。
今年は新型コロナウイルスの影響で規模を縮小して開催。参加者たちは「火伏せ!」と声を上げながら沿道の住宅などに水を浴びせて練り歩き、地域の無火災を祈願した。
約1200年前から伝わる伝統行事で、全国でも珍しい鎮火の祭事。民衆を苦しめた大六天魔王が鹿島区に火を放った際、鹿島大神の使いのシカが火を鎮めたのが由来とされている。
地元消防関係者、神社総代ら約30人が神事の後、市街地を回った。
無火災のほか、感染が拡大する新型コロナウイルス感染症の収束なども願った。
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