内堀知事「感染拡大抑え込む正念場」 福島全県に時短営業要請

 
飲食店への時短要請などを説明する内堀知事

 内堀雅雄知事は12日の新型コロナウイルス感染症対策本部員会議で「今がまさに感染拡大を抑え込む正念場、瀬戸際だ」と述べ、特措法に基づき県民に要請した不要不急の外出自粛や営業時間の短縮に重ねて協力を呼び掛けた。

 県によると、今月に感染が確認された320人のうち67人(約2割)が飲食店を利用しており、急激な感染拡大の一因とみられる。内堀知事は「飲食を起点とする感染が家庭や職場に広がっている」と分析し、さらなる感染拡大を抑えるため、福島市の飲食店に対する午後10時以降の営業自粛要請(昨年12月28日~今月11日)から2時間早め、全県で午後8時以降の営業自粛を求めたと説明した。

 また本県の感染拡大は首都圏の状況と連動しているとし、要請の解除を判断する上では首都圏に加えて北関東3県、宮城県などの状況も重要になると指摘。「要請の出口の話はまだできる状況にない。切迫した状況なんだと伝えたい」と危機感をあらわにした。

 医療提供体制の拡充については、160室を確保した宿泊療養施設をさらに拡大する方向で検討すると説明。本県では陽性患者の自宅療養は行わない方針を維持しながら「入院体制が何とか回るようにさまざまな調整を進める」と強調した。