旅館業に危機感...「県民割も停止はきつい」 落胆大きい経営者

 

 宿泊費を1泊1人当たり5000円補助する県の「県民割」の一時停止なども決まり、新型コロナウイルスの影響を受け続ける旅館関係者は危機感を募らせた。

 「県民割も停止になるのは旅館業にとってかなりきつい」。福島市の飯坂温泉でほりえや旅館を経営する5代目の和田一成さん(45)は危機感を募らせる。政府の観光支援事業「Go To トラベル」が全国で停止され、県民割に期待していただけに落胆は大きい。

 「辛うじて宿泊客が来てくれているが、20日以降は予約が入っていない。ステージ3への引き上げの可能性もあり、仕方がないのかも」。和田さんは諦めにも似た心境を明かした。郡山市の磐梯熱海温泉にある旅館のおかみ(55)は今後の影響の大きさを心配している。「『Go To』や県民割でいったん割引価格になじんだ分、一気に何もなくなると、通常の料金でも割高に感じてしまうのでは」と危惧した。