「低体温症」屋内で発症8割 郡山消防本部まとめ、注意呼び掛け

 
低体温症について注意を呼び掛ける同消防本部のチラシ

 郡山地方消防本部管内で、低体温症を発症し救急搬送された人のうち、約8割が自宅などの屋内で救急要請していたことが13日までに同消防本部のまとめで分かった。また救急搬送された人の8割以上が高齢者だった。同消防本部が注意を呼び掛けている。

 同消防本部によると、低体温症は、体の奥の温度(深部体温)が35度以下になり、正常な体の機能が保てない状態をいう。体の震えや判断力の低下、だるさなどの症状が現れるという。

 同消防本部管内で、過去10年間(2010年~19年)に低体温症を発症し救急搬送されたのは334人。このうち、255人(76.3%)が屋内で救急要請しており、そのほとんどが自宅だった。また患者のうち65歳以上の高齢者が83.5%を占めており、同消防本部は「筋肉量の低下や運動量の少なさによって室温の影響を受けやすいことが寄与している」と分析している。

 同消防本部は「屋内であっても気温が低い日に十分な暖かさのない部屋で寝ていたり、長時間体を動かさなかったりするだけで低体温症になることもある」と指摘。「熱中症と同様に重症化し、亡くなるケースもあるので注意してほしい」としている。