健康増進へ体調把握!スマートウェア いわき市、繊維企業と協定

 
豊島などが開発したスマートウェア

 いわき市は13日、繊維専門商社の豊島(名古屋市)と、先端技術によって便利で快適な暮らしを実現する「スマートライフ」の取り組みを推進する連携協定を結んだ。市はシャツなどを身に着けることで体調を把握できる、同社の「スマートウェア」などを活用し、健康長寿に関する施策を展開する。同社が自治体と協定を結ぶのは初めて。

 同社はベンチャー企業と協力するなどして、先端技術を活用した製品開発を進めている。協定により、市は同社の技術を生かした乳幼児の見守りに関する実証事業を検討している。豊島の乳幼児向けスマートウェアを使って、子どもの体温やストレスなどの身体状況を保護者らが把握できる仕組みづくりを目指す。

 また市はすでに、いわきFCと連携したスポーツによる健康づくり事業で、同社と川俣町に工場を持つミツフジが開発したスマートウェアを採用。導電性を持つシャツの繊維がセンサーの役割を果たし、心拍数などのデータをアプリで見ることができるという。体にかかるストレスなども測定できるため、健康づくりのほか、働き方改革などにも技術を活用する方針だ。

 協定締結式はオンラインで行われ、清水敏男市長と同社の山田勝之専務が協定書を交わした。

 清水市長は「新たな技術を市民が享受することで人生に変化が生まれれば」と期待を込めた。山田専務は「健康増進に向けた取り組みの一助となりたい」などと述べた。