「誹謗中傷あってはならない」 南会津・2施設クラスター発生

 

 南会津町で新型コロナウイルスの二つのクラスター(感染者集団)発生を受け、大宅宗吉町長は18日、町役場で記者会見し「関係者への誹謗(ひぼう)中傷があってはならない。冷静になり感染症対策を徹底してほしい」と求めた。町は、公共施設での高齢者が集まる会合や講習会の開催を控えるよう呼び掛けた。

 聖光デイサービスセンターを運営する聖光によると、14日に90代男性利用者1人の感染が確認された。15日に80代の女性利用者1人、16日に70~90代の男女の利用者3人と50代の女性職員1人、17日には40~50代の男女職員5人の陽性が判明し、計11人となった。県は利用者44人の検査を進めており、施設は31日まで休止する。

 特別養護老人ホーム「田島ホーム」を運営する社会福祉法人南会津会によると、16日に50代と60代の職員の男女2人の陽性が判明。17日にはショートステイを利用する80~90代の男女5人の感染が確認された。県は職員64人と利用者36人を検査する。同法人はショートステイの新規受け入れを見合わせており、併設するデイサービスセンター愛宕も30日まで利用を停止する。県によると、両施設では消毒や1日複数回の換気など感染防止対策が取られていたという。現時点での感染経路は不明で、県は「接触やマスクを外す機会があったかなどを今後詳しく調べる」としている。