牛肉や魚介類「価格」は回復基調 新型コロナ感染拡大影響注視

 

 県は20日、新型コロナウイルス感染症による県内農林水産業への影響(昨年12月まとめ)を公表した。牛肉や花卉(かき)、魚介類の価格は回復傾向にある一方、県産米は外食需要の減少に伴う民間在庫増などを背景に相対取引価格が低下している。

 県庁で開かれた県水産業振興審議会で示した。県は依然として感染拡大が続いていることから、木材需要の減退による林業や木材産業への影響も含め、動向を注視するとしている。

 県によると、牛肉(県産和牛去勢)については、A5~A3ランクの4月の販売価格は前年同月比64~67%と大幅に下落。ただ現在は回復基調にあり、全農県本部出荷分の11月の販売価格は前年同月を上回る水準となっている。

 花卉(主要切り花など)は、冠婚葬祭行事の縮小などで2月20日以降、業務用需要が落ち込み、出荷金額は主な冬春期の品目で前年比52~69%となった。ただ7月ごろから回復し、主な夏秋期の品目で86~100%だった。魚介類のうちヒラメの販売単価は4月に前年同月比55%まで大幅に下落したが、水揚げ量が減少する7月以降は85~113%で推移している。

 県産米の民間在庫は9月時点で前年同月より3万3900トン増加。需給環境が大きく緩み、2020年産米の相対取引価格(60キロ当たり)は、19年産比でコシヒカリ(中通り)が1854円、ひとめぼれが677円、天のつぶが1409円安くなっている。