「サイクリングコース」設定!楢葉町観光、10年後100万人目標

 

 楢葉町は21日、新年度から10年間のまちづくり施策の最上位計画「第6次町勢振興計画」の基本計画案を示し、2030年度の観光客数を100万人とする目標を掲げた。県道広野小高線(通称・浜街道)の沿線に広がる太平洋を含めた美しい景観を生かしたサイクリングコースを設定するなど、観光の魅力を高める取り組みも加速させる。

 町が21日、町役場で開かれた町議会全員協議会で計画案を説明した。町によると、19年度の観光客数はJヴィレッジ(楢葉町、広野町)の利用者を含め約80万人。町は復興に向けた重点施策の柱とする健康増進と観光振興を結び付け、サイクリング愛好家らの誘客につなげたい考えだ。自転車を共有して利用するシェアサイクル事業の充実や、自転車を持ち込める列車の運行などを関係機関に働き掛ける方針。

 このほか、基本計画では移住政策も重視。新年度から年間80人以上の移住者を呼び込む目標を掲げ、住宅取得の支援や安価な賃貸住宅の提供などの施策を進める。政府が浜通りに整備を検討する国際教育研究拠点については、Jヴィレッジ近くの町有地を誘致場所とし計画に盛り込んだ。

 町は今後、住民の意見を反映させた上で、町勢振興計画案を3月に開会予定の町議会定例会に提出する。