相馬の魅力、パンフで発信 中村一中生が作成、名所や名産品紹介

 
中村一中3年生145人が作成したパンフレット

 相馬市の中村一中の3年生145人が、同市の観光スポットや名所、名産品などの魅力を伝えるパンフレットを作成した。市役所や道の駅など市内外の公共、観光、宿泊施設約20カ所で配布している。リーダーの一人として作成に携わった生徒(14)は「知らなかった相馬の魅力を改めて知った。みんなに知ってほしい」と話している。

 きっかけは昨年9月に3年生が喜多方市を訪れた修学旅行。新型コロナウイルス感染拡大の影響で北海道から変更した行き先だったが、道程を通じて喜多方の街の魅力を知ったという。その後、「地元だって素晴らしい街。魅力を伝えたい」と、3年生全員で、総合的な学習の時間でパンフレットを作成、相馬の魅力を発信することを決めた。

 生徒たちは、街づくりや地域活性化などテーマごとに4班に分かれてパンフレットを作成。全12ページで、相馬野馬追の武者行列や松川浦の特徴、相馬中村神社や松川浦大橋といった観光、飲食スポットを手書きのイラストとともに紹介している。

 地域活性化に関する班リーダーを務めた生徒(15)は「相馬の魅力を発信できることがうれしい」と笑顔を浮かべた。

 地元名産のタコとシラスをかわいらしくデザインしたキャラクターも考案。作画を担当した生徒(15)は「親しみやすいパンフレットにするため試行錯誤した」と話す。沿岸部の相馬復興市民市場「浜の駅 松川浦」の協力で、施設サービス券も巻末に付けるなど工夫した。

 パンフレット作りには、同市場の食堂「くぁせっと」取締役で漁師の菊地基文さん(44)が外部講師として助言した。

 生徒3人は15日、同施設を訪れ、菊地さんに完成を報告した。菊地さんは「素晴らしい出来。将来相馬を外から見て改めて感じる相馬の魅力もある。引き続き地元に興味を持ち続けてほしい」と3人にメッセージを送った。