20年の福島県内自殺363人、前年から3人増 コロナ禍で増加の恐れ
県内で2020(令和2)年に自殺した人は363人(速報値)で、19年より3人増えたことが22日、厚生労働省や警察庁のまとめで分かった。人口10万人当たりの自殺者数を表す自殺死亡率は19.7人で全国平均を3.1人上回り、都道府県別では8番目だった。
まとめによると、月別で最も多かったのは10月の41人。以下、7月の40人、5月の39人、8月の38人、9月の36人で、下半期が多かった。
都道府県別の自殺死亡率は岩手県と山梨県が22.3人で最高。宮崎県(21.2人)や富山県(20.8人)などが上位を占めた。
厚労省などによると、自殺者の増加は全国的な傾向。新型コロナウイルスの感染拡大によって、経済情勢や生活環境が変化したことなどが影響した可能性がある。
県障がい福祉課は「コロナ禍で、今後も自殺者が増加する恐れがある」とし、「電話や対面に加え、SNS(会員制交流サイト)を活用するなど、相談体制を強化していきたい」としている。
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