ワクチン接種モデル提示へ 福島県、医療体制や手続きの流れ
県内で3月の開始が見込まれる新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、内堀雅雄知事は22日、具体的な医療体制や手続きの流れなどをモデルとして取りまとめ、各市町村に通知する方針を示した。実施主体となる市町村の不安や課題を解消して円滑な接種につなげる狙いで、内堀知事は「開始までの期限が近づいており、県が前面に立って対応していく」と述べた。
福島市で開いた県町村会役員との意見交換会で明らかにした。出席した町村長からは県に対し、単独で医師や会場の確保が難しい町村間の広域調整や事務手続きの支援を求める声が相次いだ。
内堀知事は「課題は山積しているが、現時点で政府からの情報は不十分だ。県としてなるべく早くワクチン接種のひな型を作り、よりイメージが伝わるようにする」と応じた。
県内のワクチン接種は、県が医療従事者を対象に3月中旬、市町村が高齢者を対象に3月下旬から始まる見通し。県は市町村を支援するため、県感染症対策本部内に設けた「ワクチン接種チーム」を今月中に約20人に拡大する。
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