いわきで新システム防災訓練 オンライン相談や避難所の混雑確認

 
オンライン相談機能を搭載した車両を活用した訓練

 いわき市は23日、同市平の平窪公園周辺などで地震や津波の発生を想定した総合防災訓練を行った。オンライン相談機能を装備した車両や避難所の混雑具合を地図上で確認できるシステムなどを初めて運用した訓練で、市職員らが災害発生時の対応を確認した。

 新たな機材やシステムを活用した情報共有と発信の技能を向上させようと、本県沖で震度5弱の地震が起きて津波警報が発表された、との想定で訓練した。市と連携協定を結んでいるモネ・テクノロジーズ(東京都)が手掛けた車両と、システム開発企業のバカン(同)の混雑検知システムをそれぞれ活用した。

 平窪公園では、自主防災組織の担当者役の市職員が「水道が止まっている」「食糧支援の窓口を設置してほしい」と、車両のモニター越しに市本庁舎に待機する市職員に被災状況や要望を伝えた。車両に積んだ非常食の配布も訓練した。

 また、混雑検知システムを案内するメールを市民に送り、インターネットで避難所ごとの立地や混雑状況などの情報を発信した。新型コロナウイルス感染防止対策として、地域住民が参加する避難所開設訓練や防災講習会は延期した。