田島ホーム感染61人に拡大 新型コロナ、福島県最大のクラスター

 

 県は27日、県内で新たに25人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。26日に陽性が判明した。11人がクラスター(感染者集団)化した南会津町の特別養護老人ホーム「田島ホーム」の職員と利用者。感染者は61人に増え、55人だった西部病院(福島市)を上回り、過去最多となった。

 県は、県内医療機関に入院中の90歳以上の女性が死亡したとも発表した。入院中の患者の死亡は計40人。

 田島ホームを巡っては16日に職員2人の感染が確認され、19日までに計12人の陽性が判明した。その後、最初の検査で陰性だった職員や利用者に症状が現れ、再度の検査が行われた。

 県は、濃厚接触者の職員が検査で陰性となった後も、職員不足などにより自宅待機ができずに勤務を続けたことなどが、感染拡大の要因の一つとみている。陽性の利用者の中には、移動に伴う体調変化を考慮して田島ホームで治療を受けている高齢者もいるという。

 新規感染者25人の市町村別内訳は南会津町13人、郡山市、いわき市、会津若松市各3人、二本松市、下郷町、広野町各1人で、4人の経路が不明。会津若松市に住む40代の公務員男性は会津若松地方消防本部の職員、南会津町の20代の公務員男性は町職員。県内の感染確認は計1678人。