郡山市、集団接種は「3カ所」 高齢者の新型コロナ・ワクチン

 
市がワクチン接種の方針を示した専門委員会

 郡山市は27日、65歳以上の高齢者に対する新型コロナウイルスワクチン接種について市内3カ所で集団接種を始める方針を示した。市内の対象者は約8万5000人で、6月中の接種完了を目標に準備を進めている。

 3カ所は、二つある発熱外来診療所と休日・夜間急病センターが候補となっている。ワクチンを保管する冷凍庫が3月までに3個配備される見通しであることから、3カ所を基点にワクチンを移送し、診療所などで個別に接種することも準備している。

 郡山医師会や郡山歯科医師会ら医療、福祉関係者との調整を図る専門委員会の第2回会合で27日、市が方針を示した。市は4月以降、配備する冷凍庫の増加に伴い、ワクチン接種会場も増やしていく考え。

 第2回会合では、塚原太郎市保健所長らが集団接種を行うための運営シミュレーション案を示した。受け付けから接種後の経過観察までの役割分担について検討し、医師や看護師、職員らの派遣への協力を求めた。

 「発熱外来」運営見直し

 郡山市は、第2回会合で市内にある発熱外来の運営を見直す考えも示した。市内の医療機関で発熱の症状が出た人を診察できる体制が整ったことに加え、受診者が少ないことから見直す方針。発熱外来の受け入れを停止し、ワクチン接種会場として使用することも視野に調整を進めている。

 発熱外来のある星総合病院内は昨年11月以降、1カ月の受診者が4~6人にとどまっており、南東北第二病院内は昨年10月から診療していない。