いわき、若松でクラスター 新型コロナ、福島県で14人感染1人死亡

 

 県は29日、県内で新たに14人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。28日に陽性が判明した。いわき、会津若松両市でクラスター(感染者集団)が発生し、県内で計31件となった。14人のうち1人は南会津町の特別養護老人ホーム「田島ホーム」の利用者でクラスターは計65人に拡大。県内の感染確認は1700人を超え、計1707人となった。

 県は、県内の医療機関に入院していた90歳以上の女性1人が28日に死亡したとも発表した。入院中の患者の死亡は43人目。

 28日現在の入院者(予定含む)は233人。病床使用率は49.7%で1月4日以来、24日ぶりに「ステージ4」(爆発的な感染拡大)の指標の50%を下回り「ステージ3」(感染者の急増)水準となった。ただ県は「高齢の感染者が多く、入院期間の長期化が懸念される」として、依然厳しい状況との認識を示した。

 いわき市のクラスターでは個人宅で会食した7人のうち20代の男女5人の感染が28日までに確認された。会津若松市ではNPO法人「CHANT(チャント)」が運営する障害者グループホームの職員4人、利用者1人の計5人が陽性と判明した。

 28日に感染が確認された14人の内訳はいわき市、会津若松市、南会津町が各4人、須賀川市と矢吹町が各1人。2人の感染経路が不明という。

 24人が退院、重症12人

 県は、28日までに24人が退院、2人が宿泊療養施設を退所し、1人の自宅療養を解除したと発表した。入院者(予定含む)233人のうち、重症は12人。宿泊療養者は21人で、6人が自宅療養中。