名簿使い文書送付、2人の処分検討 いわき市議選で職員公選法違反

 

 昨年のいわき市議選に絡み、市職員2人が公職選挙法違反(事前運動、法定外文書頒布)の疑いで書類送検され、略式命令を受けた事件で、職員らは関係する団体の名簿を使い、告示前に支持政党の立候補予定者への投票を依頼する文書を送付したことが30日、関係者への取材で分かった。市は同日、職員2人の処分を検討しているとした。

 市は本庁と出先機関で勤務する40代男性の2人が略式命令を受けていた事実を同日に文書で公表した。2人は昨年12月に福島簡裁からそれぞれ罰金30万円の略式命令を受け、即日納付したという。

 市によると、2人は市議選告示日(昨年9月6日)より前の昨年8月27、28の両日の勤務時間外に、投票を依頼する文書を有権者に送ったという。市は「事実関係を踏まえ、市懲戒審査委員会で審査を行い、処分結果は公表する」とした。

 事件では市職員のほかに2人が同疑いで書類送検され、不起訴となっている。