飯舘産エゴマ宇宙へ 東北復興ミッション、地元農園が栽培

 
杉岡村長(右から3人目)からエゴマを受ける長谷川代表理事(同2人目)

 東日本大震災から10年に合わせ、国際宇宙ステーション(ISS)から被災地の復興の姿を伝える事業「東北復興宇宙ミッション」で、宇宙に打ち上げる飯舘村産のエゴマの出発式が1月28日、村役場で行われた。

 同事業では、主催する一般財団法人ワンアース(茨城県)が、参加する被災自治体からご当地の花や農作物の種を預かり、5月に宇宙へと打ち上げる。東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が2017(平成29)年3月末に一部を除いて解除されて以降、村内では、帰還した村民による営農再開の動きが広がっている。今回は、昨年設立された一般社団法人「いいたて結い農園」が栽培したエゴマを宇宙へと打ち上げる。

 エゴマは打ち上げ後、1カ月ほど宇宙に滞在し、7月に村に帰還する予定。村は今回のミッションを通じて、営農再開に弾みをつけ、村の復興推進を一層後押しするとしている。

 式では、杉岡誠村長がワンアースの長谷川洋一代表理事にエゴマを託し、「村民の思いや努力が実を結び、ふるさとの再生や発展につながっていってほしい」と話した。

 ワンアースの甚野源次郎顧問、いいたて結い農園の長正増夫代表理事、エゴマ生産者の斉藤次男さんらが同席した。