大熊の新教育施設、児童ら意見交わす 立体模型の設計案披露

 
設計案を立体化した模型を前に、教育施設について説明を受ける児童ら

 大熊町大川原地区で2023年4月に開設予定の教育施設に関する体験型講座(ワークショップ)が1月27日、会津若松市で授業を続ける熊町、大野両小で開かれた。施設の設計案について説明を受けた児童らが、理想の校舎を思い描き、意見を述べた。

 教育施設には、小中9年の一貫教育を行う義務教育学校や、幼、保育施設を設ける予定。2階建てで、中央部分の「図書ひろば」に面するように、教室や多目的室などを配置する方針。講座では児童9人と保護者らに、設計案を立体化した200分の1の模型が披露された。基本、実施設計を担当する1級建築士の飯田善彦さん(横浜市)らが、オンラインで施設のイメージなどを説明。国重要文化財「会津さざえ堂」(会津若松市)をモチーフにしたらせん階段を建物内部に作ることも検討しているという。

 児童らは「ゆらゆらしたベンチで本が読みたい」「海の生き物が飼える水槽がほしい」などと思いを述べた。保護者からはイノシシの侵入防止対策などを求める声が出た。飯田さんは「できるだけ意見を反映させ、みんなのための場所を作りたい」と子どもたちに呼び掛けた。

 講座に参加した児童(6年)は「紙で見るよりも、模型で見る方が分かりやすいし、ワクワクした」と笑顔を見せた。

 施設の基本設計は、本年度中に策定される予定。