花卉共選施設が完成 JAふくしま未来、6月から稼働

 
福島市成川に完成したJAふくしま未来の花卉共選施設

 花の選別や箱詰めなどの出荷作業を担うJAふくしま未来の花卉(かき)共選施設が福島市成川に完成した。引き渡し式が1日、現地で行われた。県北地方は仏花などに使われる夏秋小菊の全国有数の産地となっており、収穫期を迎える6月から施設を稼働、花卉農家の負担軽減や生産量拡大を図る。

 同JAによると、花卉共選施設の整備は県内で初めてで、東日本でも珍しいという。鉄骨造り平屋の425.3平方メートルで、同JA福島南支店の隣接地に新築した。自動で花をサイズ別に結束できる機能を備えた重量選別機4台と、箱詰めや品質チェックが行われる搬送ラインを設けた。本年度は年間200万本の花卉を処理する見込み。

 事業費は約2億5000万円で、国の産地パワーアップ事業の補助金を活用した。

 従来は花卉農家がそれぞれ所有する重量選別機などを使い、手作業で箱詰めして集出荷場に運び込んでいたが、施設の稼働で作業の効率化が期待される。

 同JAは県北地方など管内の花卉販売高を本年度に8億7000万円、2023年度に10億円に拡大する目標を掲げている。引き渡し式に出席した数又清市組合長は「生産コストの低減を図り、産地ブランドの確立を目指したい」と述べた。