矛と盾を手に鬼に立ち向かう「追儺行事」 美里の伊佐須美神社

 
方相氏や鬼に扮した高校生が再現した追儺行事=会津美里町・伊佐須美神社

 節分の2日、県内各地の神社などは新型コロナウイルスの影響で、大勢の人が参加する例年の豆まきを中止とし、参拝者らが静かに無病息災や家内安全などを願った。

 会津美里町の伊佐須美神社は節分に合わせて「追儺(ついな)行事」を行った。四つ目の面をかぶった「方相氏(ほうそうし)」と呼ばれる神が悪疫に見立てた鬼を追い払う古い宮中行事で、地元大沼高の生徒らが鬼などに扮(ふん)して再現した。

 追儺行事は2019年から、平安時代前期の儀式を模して毎年行われている。神事に続き、矛と盾を手にした方相氏が楼門に現れた2匹の鬼に立ち向かった。鬼は方相氏に降参した後、宝物を授けられ、境内の外へと追い払われた。