郡山で野鳥1羽の死骸から「鳥インフル」 10キロ圏内監視区域

 

 県は3日、郡山市の田んぼで見つかったオオハクチョウ1羽の死骸から、A型鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。確定検査をするため検体を北海道大に送った。1週間程度で高病原性かどうか判明する見込み。環境省は発見場所から半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定した。

 県によると、住民が1月29日午後3時10分ごろに見つけ郡山市に通報した。県が行った簡易検査で陰性だったが、環境省のマニュアルに従い国立環境研究所で遺伝子検査をしたところ、陽性だった。

 付近でほかに衰弱したり、死んだりした野鳥は見つかっていないという。

 家畜伝染病の防疫指針では、発見場所から半径3キロ以内の100羽以上を飼育する養鶏場への立ち入り検査を義務付けているが、3キロ圏内に養鶏場はない。

 県は3日、県庁で関係部局による連絡会議を開き、野鳥監視重点区域に加え、ハクチョウやガン、カモなど計1000羽以上の生息が確認されている県内8カ所の監視強化を決めた。県内にある養鶏場への情報提供と注意喚起も続ける。

 県によると、鳥インフルエンザは濃厚接触した場合を除き人に感染しないとされ、肉や卵を食べて感染した事例も報告されていないという。

 確定検査で高病原性と判明すれば、県内では2016(平成28)年12月28日に鏡石町で確認されて以来、4年2カ月ぶりとなる。