いわきの花の種5月に宇宙へ ハイビスカスとネモフィラ3200粒

 
いわき市が託したハイビスカスとネモフィラの種

 東日本大震災の記憶と復興を宇宙から世界に発信する「東北復興宇宙ミッション」に参加するいわき市は3日、実行委員会にハイビスカスとネモフィラの種を提供した。贈呈式が市フラワーセンターで行われ、本田和弘市農林水産部長が一般財団法人ワンアース(茨城県)の長谷川洋一代表理事に種を託した。

 ミッションは、震災から10年の節目に、国際宇宙ステーション(ISS)から被災3県の復興の姿を伝え、感謝を発信するワンアースの事業。山崎直子宇宙飛行士が実行委員長を務める。3県を含む参加45自治体から「記念品」として種を集め、5月の打ち上げを計画している。本県は県と16市町村などが参加している。

 市が提供した種はハイビスカスの一種「ローゼル」。「フラシティいわき」を象徴する花として約200粒を用意した。またネモフィラは市フラワーセンターにも群生する人気の花で、宇宙の色に似ているとして約3000粒を打ち上げる。

 種は7月に宇宙から帰還する予定で、市は同センターで栽培するほか、数が増えれば市民への配布も考えている。本来は1月30日に出発式を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止で中止し、市からの受け渡しとなった。