県産日本酒、フランスに輸出拡大を テロワージュふくしま実行委

 
オンライン会議で試飲する秋重さん(右)とユリスさん

 県産食材を使った料理や日本酒の魅力を国内外に発信している「テロワージュふくしま」実行委員会は3日、県産日本酒の輸出を目指すフランス・パリの日本人シェフと県内の酒造関係者によるオンライン会議を開いた。

 同実行委は、日本酒への関心が高く需要が増えているフランスへの輸出拡大を目指しており、参加者が今後の市場開拓に向けて意見交換した。

 新型コロナウイルスの感染拡大で思うように現地での活動が展開できないことから、1月に続きパリと日本を結んだオンライン会議を開いた。ユーロ・ジャパン・クロッシングが企画準備した。

 オンライン会議には、県産日本酒の採用を決めたレストラン「オートン」の秋重信行シェフやソムリエのユリス・イブロズさん、会津の魅力づくりをサポートしている會津アクティベートアソシエーション(会津若松市)と鶴乃江酒造(同)の向井洋年統括部長、曙酒造(会津坂下町)の鈴木孝市社長、実行委の北村秀哉委員長らが参加した。

 秋重さんとユリスさんは、両蔵の日本酒を試飲した上で「日本酒が徐々に広がり『サケ』という言葉は大多数が知っているが、浸透しているとまでは言えない。流通には日本酒を楽しむ習慣が根付くことが大切だろう」と語った。

 その上で、秋重さんは「まずソムリエに日本酒を知ってもらうことが大事で、ソムリエを育てる必要がある。あらかじめ客層を決めた方が市場拡大しやすいのではないか」と提案した。

 実行委は、ふくしまワイン広域連携協議会と福島民友新聞社で構成している。県産日本酒の市場拡大を目指し、パリでの試飲・販売などに取り組んできた。コロナ禍での輸出拡大の手法を模索している。