新メニュー「ローストビーフ丼」開発 道の駅さくらの郷提供へ

二本松市東新殿で道の駅さくらの郷を運営する企業組合さくらの郷は、同道の駅のさくら食堂で提供する新メニュー「ローストビーフ丼」を開発した。地元産短黒牛のもも肉をたっぷりと使った本格グルメ。近く発売される予定で、同道の駅の目玉商品として、利用客から人気を呼びそうだ。
短黒牛は、短角牛と黒毛和牛を交配した牛。肉質が黒毛和牛よりしっかりしていて、赤身のうまさを味わえるという。ローストビーフ丼は、地元・同市岩代地域のエム牧場で生産された短黒牛のうち、もも肉の中でもきめが細かくやわらかい希少部位「シンタマ」と赤身を使っている。
ローストビーフは、フレンチの鉄人として知られる坂井宏行氏が経営する「ビストロイル・ド・レ」の金子高也シェフがレシピを考案。職員が2種類の肉のおいしさをそれぞれ味わえるよう、厚さや火加減などに試行錯誤を重ねた。
丼では、岩代産コシヒカリのご飯が見えないほど、たっぷり100グラムのローストビーフを盛り付ける。甘みと塩気のバランスが良いソース、地元産根わさびをすり下ろした薬味との相性もぴったりだ。
1日には三保恵一市長、遠藤幸男県安達農業普及助長を招いて試食会が開かれた。三保市長は「赤身肉の深い味わいを楽しめる。脂身も少なく、健康志向の人にも合うのでは」と語った。斎藤寛一組合長は「地元産食材を使ったローストビーフ丼を定番メニューにしていきたい」と話した。販売は数量限定で、価格はスープとサラダ、小鉢が付いて1500円の予定。問い合わせは同道の駅(電話0243・68・4770)へ。
同組合は、魅力ある農山漁村づくりに励む県内の営農団体に贈る「豊かなむらづくり顕彰」(県と福島民友新聞社主催)のむらづくり部門で知事賞を受賞、全国表彰に推薦される。
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