相馬市、ワクチン接種は原則「集団」 新型コロナ、個別見送り

 

 相馬市は、新型コロナウイルスのワクチン接種について、原則としてスポーツアリーナそうまでの集団接種で実施する方針を固めた。病院や診療所での任意の個別接種は、一般患者と混在する可能性があることなどから見送る考え。立谷秀清市長が5日に記者会見し明らかにした。立谷市長は「一日も早く安全に接種が完了できるよう判断した」とした。

 市は、地元医師会と協議した上で、一般患者との混在のほか、経過観察場所での密集が発生する懸念、ワクチンの扱いの難しさなどから、地域の各診療所での実施は困難と判断した。ただ、集団接種会場で体温や血圧、血中酸素濃度を測定し、医師の問診で健康への影響が懸念される場合は基幹病院での接種とする。

 市は各家庭に接種券と予診票、意向調査はがきを送付。はがきの返送を受け、希望者に接種日を通知する。高齢者、基礎疾患がある人を優先し、地区ごとに接種日を指定する。

 1回目と2回目の接種会場を分けるなど、混雑防止策を図った上でスポーツアリーナそうまで集団接種を行う。経過観察室も設け、医師を配置。接種時期は国の指針に従い、3月中の医療従事者、4月1日以降の一般向け開始を想定する。

 立谷市長は「希望者によりどのくらいの期間がかかるか分からない部分もある。まずは希望者を最優先に早期接種を目指したい」と話す。