医師6人配置、安全確保 相馬市の新型コロナワクチン集団接種
相馬市が5日に発表した新型コロナワクチン接種について、立谷秀清市長は集団接種会場のスポーツアリーナそうまに医師6人を配置し安全性を確保する方針を示した。立谷市長は「ワクチン接種が現在の市の最優先課題。希望者に対して安全性を最大限に重視して接種を進めたい」とした。
1回目の会場となる第一体育館では医師3人、2回目会場の第二体育館では医師2人がそれぞれ接種を行う。このほか、接種後の30分の経過観察を医師1人が担当する。
医師の通常診療との兼ね合いで、1回目の接種実施時間は午後のみとなるが、2回目の接種会場では午前、午後とも接種を行い、配置医師数による会場ごとの接種人数に偏りが出ないようにする。1会場ごとに1日300人が接種できる体制を想定する。
経過観察時に、血圧変化など状態異常があった場合は救急隊が病院に搬送する。会場までの移動は自家用車を想定するが、移動手段がない場合は意向調査を踏まえ送迎バスを手配する。
医療従事者については集団接種に先行し、3月中に市内2カ所の指定病院で接種を始める。
相談窓口となるコールセンターを3月中に開設する方針。市内の16歳以上の対象者は昨年12月31日現在で2万9775人。優先接種となる65歳以上人口は1万760人となっている。
体育館の利用中止
集団接種会場として使用するため、市ではスポーツアリーナそうまの第一体育館を3月1日から、第二体育館を同22日から当面の間利用中止とする。
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