「中屋敷トンネル」貫通 大熊の国道288号、2025年にも開通

 

 郡山市と双葉町を結ぶ国道288号で、大熊町野上地区を通る「中屋敷トンネル」(延長約1.1キロ)が8日、貫通した。同トンネルを含むバイパス区間(延長2.1キロ)は2025年にも開通予定で、急カーブや急勾配の連続区間を避けた安全な通行が可能となる。

 8日午前9時30分ごろ、トンネル内側の断面を重機が掘削すると穴が開き、太陽の光がトンネル内に差し込んだ。工事関係者は万歳三唱して喜び、開通までの工事の安全を願っていた。

 国道288号は郡山市を起点に三春町、田村市、大熊町を経て双葉町を結ぶ総延長85.5キロの幹線道路。県は東京電力福島第1原発事故に伴う避難区域の復興や住民帰還の促進に向けた「ふくしま復興再生道路」と位置付ける。大熊町野上地区は14年度からバイパス化が進められている。中屋敷トンネルは当初、「小塚トンネル」の仮称で整備されていた。