バドミントン・中静はNTT東日本 福島県内高校生アスリート進路

3月に卒業を迎える県内高校生アスリートの進路が決まってきた。新型コロナウイルスの影響で全国高校総体(インターハイ)や国体が中止となるなど、多くの競技で活躍の場が失われたこの1年。若きアスリートたちは悔しさを糧に、大学や実業団など新たな舞台でさらなる成長を目指す。
バドミントンの中静(なかしず)朱里(18)=ふたば未来学園高=は実業団の強豪NTT東日本に進む。中静は栃木県出身。震災と原発事故の影響で、猪苗代中に拠点を移した富岡一中時代に全中優勝を成し遂げ、ふたば未来学園高では1年から団体メンバー入り。インターハイ連覇も経験した。
ジュニア世代の日本代表に選ばれたが、新型コロナで3年時の主要大会は昨年3月の欧州遠征以降中止に。「中高6年間の集大成と支えてくれた方への恩返しができなかった」と残念がるが、それでもこの1年を「自分の課題を見つめ直す時間に費やした」と前向きに振り返る。
NTT東日本には桃田賢斗(富岡高卒)や、水井ひらり(ふたば未来学園高卒)らが所属する。「憧れだけど、相手(水井)がライバルと思ってもらえるくらい強くなりたい」と活躍を誓う。
カヌー・スプリントの青木瑞樹(18)=安達高、二本松市出身=は自衛隊体育学校に入る。「高校までとは違い、カヌーが仕事。今以上速くなりたい」と強い決意をにじませる。
大学進学も考えたが、高校2年でシニアの日本代表に選ばれたことをきっかけに、より競技に専念できる道を選んだ。目下は五輪代表の切符をつかむため、年上のトップ選手に加わり、力を伸ばす。
代表枠の懸かるアジア選手権は昨年3月に開催予定だったが、新型コロナの影響で日程変更が繰り返され、今年5月の開催となる。現在は沖縄県での代表合宿に参加している青木は「延期になっても気持ちを切り替えていくだけ」と目標を見据えた。
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